【展示会報告】「モバックショウ2021」にロウ引き製品を出展しました

2021/03/19
食品包装資材
#パッケージング・システム事業部#商品紹介#展示会

2021年3月9日(火)~12日(金)に大阪で開催された「モバックショウ2021」に、パッケージング・システム事業部のロウ引き製品を出展させていただきました。

足をお運びいただきました方々には、厚くお礼申し上げます。

この記事では、モバックショウ2021に出展したロウ引き製品についてご紹介しています。

1. キラックスの原点であるロウ引き製品

1-1. ロウ引きって何?

ロウ引きとは、紙にパラフィンワックスを浸み込ませ、耐油・耐水性を持たせる加工のことです。ロウ引き製品が誕生したのは約60年前。当時、食品包装資材には天然竹皮や経木が使われていたのでカビや臭いなどが気になり、衛生的とはいえませんでした。

その頃、饅頭店を営んでいた創業者 吉良清は、もっと手軽で衛生的な食品包装資材を作れないかと考え、紙にパラフィンワックスを塗布した商品を開発します。これがロウ引き製品の始まりです。

1-2. 知らなかった!ロウ引き製品の魅力

ロウ引き製品に使用されるパラフィンワックスは、実は環境にやさしい原料なのです。
一般的に、紙に耐油・耐水性を持たせるためには“プラスチック樹脂”をコーティングしますが、パラフィンワックスは下記の理由から、プラスチックより環境にやさしい原料であると言われています。

  • 天然素材である
  • 生分解性があり、土壌分解できる
  • 減プラとして活用できる

ロウ引き加工は、環境にやさしく、紙の強度をアップさせることができる技術なのです!

1-3. これまでのロウ引き製品はどんなもの?

キラックスのロウ引き製品は、大きく分類して4つあります。

  • 人竹(じんちく)
     人造竹皮のこと。竹皮の模様を印刷した紙にワックスを塗布した製品、エンボス加工あり。
     お肉の包装材として精肉専門店やデパートでご使用いただいております。
  • ハイロン
     人竹の印刷なしタイプの商品で、人竹同様にワックス塗布とエンボス加工あり。
     和菓子の包装や、敷き紙としてご愛用いただいております。
  • ロー引き紙
     純白紙にワックスを塗布したもの、エンボス加工なし。
     さまざまな食材の合紙や包装材としてご使用いただけます。
     ワックスペーパーとも呼ばれ、ラッピングや料理の敷き紙としての利用も。
  • 佃煮袋
     佃煮を入れる専用の袋。クラフト紙の内側をラミネートし、外側をワックス塗布したもの。
     耐油・耐水性に優れ、佃煮のように水気を含んだ食品に最適です。
     このように、どれも紙にパラフィンワックスを塗布するロウ引きの技術を生かして製造されています。

2. 最新のロウ引き製品をご紹介

今回の展示会では、キラックスのオリジナルブランドである「蝋引屋(ロウビキヤ)」として、新たなロウ引き製品を出展いたしました。
これまでのロウ引き製品にはない、新アイテムのご提案です。

2-1. 蝋引屋 「号外」シリーズ

「号外」シリーズは、純白紙に印刷を施しロウ引き加工したアイテムです。
特徴はエンボスのないツルツルとした表面です。ラッピング包装としてのご使用や、料理の敷き紙として華を添えるアイテムとなることを願って開発いたしました。

ラインナップは全5種類、サイズは450×300㎜のワンサイズです。

  • 「晒」と呼ばれる白地タイプの紙には、白・赤・青の3種類。
  • 「未晒」は、クラフト紙のような風合いとなる、茶の1種類。
  • 「筋入」は、クラフト紙に筋入の加工が施され凹凸があります。印刷は黒(墨)の1種類。
     ※“号外”とは印刷のデザイン名です。

2-2. 箱入WAXペーパー

これまでご要望の多かった箱入りワックスペーパーが、キラックスブランドで発売となりました。蝋引屋オリジナルロゴの入った箱でお届けさせていただきます。

サイズは153×270㎜、晒無地タイプのワックスペーパーです。
箱タイプなので取り出しやすく、卓上作業に最適です。

3. まとめ

キラックスの最新ロウ引き製品について、お分かりになりましたでしょうか。

「号外」シリーズは、お客様の仕様に合わせた別注サイズへのカットや、ロールタイプでの納品も承っております。また、ロウ引き製品にオリジナルの印刷をすることも可能です。

お店のロゴやデザインを入れた、世界に一つだけのオリジナルの包み紙を一緒に作ってみませんか?

「ロウ引きのサンプルが欲しい」
「お店の名前を入れたワックスペーパーを作ってみたい」など、
少しでもご興味いただけましたら、お気軽にお問い合わせください。

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