大盛況！キラックス ミニ展示会　～冷凍＆環境への取り組み～

1.キラックス ミニ展示会について

キラックス本社1階の大会議室を使用して行われた、今回のミニ展示会。飲食店様から商社様、食品加工会社のお客様まで、様々な業態の方にご来場いただきました。

1-1.メーカー×商社の力を最大限に発揮！

展示会と言えば、メーカーが主催となって開催したり、出展を行うイメージが強いかもしれません。
キラックスの展示会では、メーカーであり商社でもあるという特徴を最大限に発揮。自社製品はもちろん、普段取り扱っている製品を各メーカーに持ち寄っていただき、直接お客様にご提案を行います。

よって、お客様にとっては
・製品のことがよくわかり、質問等もスムーズに行える
・製品の詳細を知ることで、自分の使用時をイメージしやすい

メーカーにとっては
・製造者側のこだわりや製品の売り出したいところを直接伝えることができる
・お客様の声を直接聞くことができる
このようなメリットがあります。

1-2.展示会のテーマは“環境”と“冷凍”！

今回のキラックスミニ展示会のテーマは、“環境”と“冷凍”。SDGsの取り組みに繋がる環境に優しい製品、そして、市場拡大中の冷凍商品向けの製品、それぞれ機械から資材までトータルで展示を行いました。

今や食品業界では、様々な企業が環境対応容器や冷凍商品を取り入れ始めています。
「環境対応容器は気になっていたけど、まだ取り入れていない」
「周りの同業他社が、続々と冷凍商品の販売を始めている！」
という方は、この記事を参考に是非検討してみてください。

2.今回の展示商品は？環境対応アイテムからご紹介

どの展示ブースにも、沢山のお客様にお集まりいただいたミニ展示会。どのような展示があったのか、早速環境対応アイテムから順にご紹介していきます。

2-1.SDGsの取り組みに◎紙製品

まずはキラックスの自社製品からご紹介。キラックスでは、自社工場にてロー引き加工や断裁加工、製袋加工を用いた紙製品の製造を行っています。
今回、展示した製品は耐油袋やバーガー袋を始めとする、クラフト紙を使った資材。新製品のホットドッグ袋やサンドイッチ袋（紙三角サンド袋）、ポテト袋（Kパックポテト）も展示しました。

そして、実は上記写真で展示商品の下に敷かれている“英字が印刷された紙”も、自社工場にて製造している「ロー引き紙」なんです！展示やご紹介といった形ではないですが、上手く活用させていただきました。

また、その他にキラックスの展示ブースでは、
お米から作られるバイオマスプラスチック「ライスレジン®」と
超親水性の効果で水だけで汚れが落ちる「ゼロ・クリア®コーティング」をご紹介させていただきました。

◎それぞれについては下記記事で詳しくご説明しています。
・“お米”の国産バイオマスプラスチック「ライスレジン®」でオリジナル袋作りませんか？
・【解説編】工場の掃除改善に！水だけで汚れが落ちるコーティングの威力
・【実践編】塗料はがし液の代用に！？掃除改善に水で汚れが落ちるコーティング

2-2.プラスチックでも環境に優しい素材、揃ってます！

次に、(株)エフピコ、シーピー化成(株)、リスパック(株)のトレーメーカー3社によるプラスチック性の環境対応容器をご紹介します。

エフピコからは、容器の見栄えはそのまま “プラスチックの使用量・重量を削減したエコ容器”、さらに“CO₂排出量を30％低減できるエコトレー”をご提案。エコトレーは、エフピコのリサイクル工場にて回収されたトレーを原料に作られています。

シーピー化成、リスパックからは植物を原料とした“バイオマスプラスチック容器”をご提案。大気中のCO₂を吸収して育つ植物を原料としているため、「バイオマスプラスチックを燃やしても大気中のCO₂の絶対量は増えない」と考えられています。（この考え方を「カーボンニュートラル」と言います）

◎(株)エフピコについて、その他の記事はこちら
・エフピコリサイクル工場に潜入！最新トレー容器もご紹介
・３月といえば…？「エフピコフェア 2023」展示会レポート

◎リスパック(株)について、その他の記事はこちら
・バイオマスプラスチック容器とは？環境対応容器のパイオニア”リスパック”の新商品をお届け
・「3R+Renewable」をカタチに～バイオプラスチックの先駆者 リスパック開発商品をご紹介～

2-3.蓋の切替でプラスチック削減！卓上トップシール機

環境対応アイテムの最後は、(株)コバヤシの卓上トップシール機「ADEPA」をご紹介。
トップシール機とは、プラスチックや紙の容器にフィルムを熱溶着し、蓋をする機械のこと。プラスチックフィルムでトレー全体を包む“フィルム包装”や一般的なプラスチックの蓋からトップシールに切り替えることで、プラスチックの使用量を削減できるメリットがあります。

(株)コバヤシの「ADEPA」は手動で操作するため、トップシール機の使用が初めての方も簡単・安全に作業を行うことができます。お客様によるシールの実演や使用環境の相談を行うことで、より導入後をイメージしやすい展示ブースでした。

3.機械から資材まで揃えられます！冷凍市場向けアイテム

ここからは冷凍市場向けの機械と資材の展示をご紹介します。展示されていた機械は全て実演を行っており、冷凍商品を既に販売している方もまだ始めていない方も、沢山のお客様に興味を持っていただけました。

3-1.冷凍市場初心者の方は、機械から！

まずは(株)TOSEI、(株)テクニカン、フクシマガリレイ(株)、サンデン・リテールシステム(株)の4社による、冷凍商品向けの機械をご紹介。食品を凍らせる前段階の製品から凍らせるための製品、販売を行うための製品まで幅広くご用意しております。

• (株)TOSEI：卓上真空機「TOSPACK」
  卓上型の業務用真空包装機。真空包装の状態で凍結することで、食品の酸化や腐敗、変色を防ぎ、長期保存が可能。また、真空状態であれば湯煎による加熱調理もでき、冷凍食品にぴったりです。
• (株)テクニカン：液体凍結機「凍眠ミニ」
  「冷凍＝美味しくない」のレッテルを変える液体凍結機。液体の熱を伝える力を利用して、通常の空気冷凍より圧倒的に早く食品を凍らせることができます。
• フクシマガリレイ(株)：急速凍結・解凍機器「ブラストチラー/ショックフリーザー」
  粗熱取り・急速冷却・急速凍結を1台で行うことができる機器。加熱したての食品を入れられるので、湯気と一緒に逃してしまっていた水分・香り・色などを封じ込め、食材をジューシーに仕上げます。
• サンデン・リテールシステム(株)：冷凍自動販売機「ど冷えもん」
  マルチストック式 冷凍自動販売機。24時間365日、冷凍商品の無人販売が可能。様々な商品のサイズや包装形状に対応しており、1台で最大10種類の商品を販売できます。

3-2.市場参入済みの方、資材の見直しはいかがですか？

次に、(株)エフピコ、リスパック(株)の耐熱性・耐寒性にこだわった冷凍対応容器をご紹介。
既に冷凍商品を販売しているという方は、これを機に容器の特性を見直してみませんか？電子レンジ解凍の際の耐熱性はもちろんですが、容器ごと冷凍する際は耐寒性も重要になってきます。

プラスチックを凍らせると、保管時や運搬時の衝撃によって割れやすくなってしまいます。しかし、耐寒性を持つ容器は衝撃に強く、割れ・破損を防ぐことが可能。

一口で“耐寒性”と言っても、容器の種類によってその数値は様々。ご希望の冷凍方法や使用用途をご相談いただければ、業界のプロである弊社スタッフがお客様に合わせた容器の選定を行います。

◎「冷凍」に関するその他の記事はこちら
・冷凍市場に興味がある方必見！冷凍食品容器5選＆ど冷えもんをご紹介

4.まとめ

以上で、2023年6月22日〜23日開催のキラックス ミニ展示会レポートを終わります。
ご来場いただいたお客様、本記事を読んでいただいたお客様、誠にありがとうございました。

キラックスでは展示会でご紹介した製品以外にも、様々なお悩みを解決する商品を幅広くご提案可能です。
冷凍商品や環境への取り組みに興味をお持ちの方はもちろん、その他食品包装資材や包装機械に対するお悩みをお持ちの方も、ぜひ弊社までご相談ください。
お客様の課題を可能性に変える、そんなご提案をさせていただきます。