行ってきました!「リスのプラスチックグループ2024秋の展示会」をレポート!
2024年9月25日(水)、リスのプラスチックグループが主催する
「リスのプラスチックグループ2024秋の展示会」に行ってきました!
展示アイテムは幅広く、食品容器から包装機、リサイクルコンテナ、パレットまでありました。
この記事では、リスのプラスチックグループ2024秋の展示会についてレポートを載せています。
【リスのプラスチックグループ展示商談会】
開催場所:名古屋国際会議場白鳥ホール
開催日時:2024年9月25日(水)~26日(木)
詳細URL:https://www.risupack.co.jp/risupack_contents/article/2786
INDEX
1.リスのプラスチックグループ秋の展示会に行ってきました!
本レポートを始める前に、リスのプラスチックグループをよく知らない方、
または展示会に行ったことがない方に向けて簡単にご紹介します。
1-1.リスのプラスチックグループって?
企業ブランドは人々に愛される動物の「リス」がモチーフ。
リスパック株式会社や岐阜プラスチック工業株式会社をはじめ、全9社で構成されています。
中でも、弊社と関わりが深いのはリスパック株式会社。
リスパック株式会社とは、1953年創業のプラスチック食品容器メーカーです。
バイオマスプラスチックのリーディングカンパニーとして植物由来の原料からスーパーマーケットや
コンビニ向けの食品容器、テイクアウト容器を開発・製造しています。
リスパックの食品容器はキラックスでも長年販売を続けており、
アイテム数の豊富さ、質の高さはお客様からも好評です。
1-2.今回のメインテーマは・・・
リスのプラスチックグループの展示会は毎年、春と秋に開催。
2024年秋の展示会 全体のテーマは「プラスチックと共にくらす ~FRIENDLY~」です。
食品流通業界を取り巻く市場の環境は、近年、人手不足や原料高騰、物流問題、環境対応など
様々な課題が重なっています。
展示会では自動化による生産性の向上、付加価値の創出、環境にやさしい素材の製品をはじめとして、
ユーザー様の声に寄り添ったアイテムが多数並んでいました。
リスパックの展示テーマは「売場と共に ~多極化への対応~」。
様々なアイテムが魅せ筋・勝ち筋・売れ筋の3つにカテゴリー分けされていました。
2.見どころ満載!リスパック展示会をレポート
ここからは、リスパック株式会社の展示会の中身をご紹介!
入って早速目を惹いたのは食品容器 ×「ガラスの輝き」というこれまでにないアイディア。
こちらはリスパックの技術力で生み出された近日発売の「シンデレラ・アート」です。
このように、食品容器のクリエイターとして進化し続けるリスパックのブースを
今からレポートしていきます!
2-1.まるで本物の質感【魅せ筋エリア】
見せ筋エリアのテーマ:「希少性・審美性を高める容器で店格を上げる」
実際の売場では、容器の実用性だけでなくブランド力を高めることも求められます。
こちらのエリアからは1点抜粋してご紹介。
商品名:「バイオフィネオウッド」
内容物:米飯、和惣菜、和スイーツ etc.
「バイオフィネオウッド」の注目ポイント
- 食卓にそのまま置ける高質感◎
- 木の風合いをプラス
- ラベルが貼りやすい蓋
2-2.こだわりのある売場づくりを応援【勝ち筋エリア】
勝ち筋エリアのテーマ:「演出性を高めこだわりが伝わる容器で商品・売場の販売力を上げる」
原料高騰・人手不足の中でも特別感や目新しさを演出する容器を活用し、
販売力アップや魅力ある売場づくりを応援します。
多くの製品の中でも特に印象に残った容器を3点ご紹介。
製品名:「ニュートボールティナ」
内容物:麺類、サラダ、フルーツ etc.
「ニュートボールティナ」の注目ポイント
- バイオマス度95%以上!蓋・中皿・本体すべてに※PLA使用
- 深さのある中皿でゴロっとしたトッピング可能◎
- ガラスボウルのような美しさ
※PLAとは、トウモロコシやサトウキビなど、植物由来の原料のことを指します。
容器本体にバイオマスマークが印字されているため、地球に優しいエコな容器を
ユーザー様にアピールできます。
商品名:「バイオ華ノ枠」
内容物:お造り盛合わせ etc.
「バイオ華ノ枠」の注目ポイント
- 枠付き柄で商品を豪華に魅せる
- カラーバリエーション豊富!刺身の種類によって使い分け可能◎
- 高蓋で立体感UP!
従来品と比較すると、枠ありの方がメリハリが付き、高級感が生まれていますね。
商品名:「バイオ少量目 丸カップ」
内容物:デザート、青果、惣菜、和洋日配 etc.
「バイオ少量目 丸カップ」の注目ポイント
- プチ贅沢感をかなえる少量満足サイズ
- 定番商品から丸ごとリニューアル!
- 何にでも使えるデザイン&サイズ感で多様なメニューに対応可能◎
展示会ではデザート、青果、和洋惣菜の贅沢メニューに使用されていました。
「少量でいいものを食べたい」というプチ贅沢感を叶え、買い合わせも期待できます。
2-3.トータルコストダウンを実現【売れ筋エリア】
売れ筋エリアのテーマ:「トータルコストダウンにつながる容器で売価を維持する」
従来品からユーザー様の意見を取り入れ、リニューアルした新製品が紹介されていました。
こちらのエリアからは2アイテムをピックアップ。
商品名:「バイオリデュー・バイオホットリデュー」
内容物:冷惣菜、温惣菜 etc.
「バイオリデュー・バイオホットリデュー」の注目ポイント
- 細かな量目調整ができる隙間”5mm”サイズ
- 「リデュー」から待望の耐熱タイプ「バイオホットリデュー」が登場!
- 液漏れしにくく汁気の多い惣菜でも安心◎
バイオリデューは業界初の本体も蓋も丸ごとバイオ。
従来品と比較してプラスチック使用量20%削減を実現しています。
商品名:「おさめ盛」
内容物:寿司 etc.
こちらは寿司の小型化に適した容器。
「小さくなった寿司でもスカ感をなくしたい」というユーザー様の声を形にしました。
「おさめ盛」の注目ポイント
- 小さなお寿司がギュッと詰まる&噛みこみにくい構造
- 弱い力ではまるのに外れにくい
- 高さがコンパクトでクレート効率UP、少しでも多くの配送が可能に◎
従来は身(容器の下の部分)の凹凸でシャリが転ばないよう設計されていましたが、
「おさめ盛」では蓋の形にもこだわりが。
寿司の形に沿うよう斜めになっており、ピッタリフィットする工夫がありました。
その他にも…
今回、売れ筋エリアからは2商品のみの紹介となりましたが、
これら以外にもリスパック展示会では「機械対応」製品が多く陳列されていました。
昨今の人手不足問題を解消すべく、ボッジを活用して ※ブロッキング しにくい容器を採用。
※ブロッキングとは、容器同士がピッタリ重なり供給できない状態を指します。
↑こちらがボッジです。
ボッジが互い違いに組み込まれているため、機械対応が可能◎
これらの工夫が工場のスムーズな作業ラインを実現しているのですね。
2-4.近日発売!グループ企業の新アイテム
続いては、リスパック以外のグループ企業展示エリアから。
岐阜プラスチック工業株式会社の近日発売商品を2点をご紹介します。
「流通と共に」をテーマに、“物流2024年問題”に対応したアイテムが並んでいました。
「ウェットレス折りたたみコンテナー」
注目ポイント
- ゆるやかな傾斜がついたフタで雨水がたまりにくい
→ふき取り時間の短縮に◎ - アシストロック搭載
→かるく引くだけで簡単に組み立て・固定が可能に◎ - 通常品より薄型でコンパクト収納
→省スペースでより多くの保管が可能に◎
ブースでは実際に水をかけて水残り軽減を体験させていただきました!
「ジョイントキャリーSS」
注目ポイント
- 十字積みはもちろん、同じ向きでの積み重ねが可能
→よりスマートに、コンパクトに収納 - 縦横何台でも連結可能◎
→持ち手が4箇所あるためどこからでもサッと持てます。 - 段積みした際にグラつかない
→自動化ラインにおすすめ
「ウェットレス折りたたみコンテナー」「ジョイントキャリーSS」はどちらも近日発売の新商品です。
発売が楽しみですね。
3.まとめ
今回開催されたリスのプラスチックグループの展示会は、製造現場や売り場、
流通や環境など様々な部門に焦点をあて、
ユーザー様からの声をカタチにした提案が盛りだくさんの展示会でした。
毎年、春と秋の年に二度開催されるリスパックの展示会。
次回はどのような製品が見られるのか、楽しみですね。
株式会社キラックスでは、本記事でご紹介した食品容器や物流製品から
その他リスのプラスチックグループの製品まで、全てお取り扱いが可能です。
現場に関するご要望・お困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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