食品～雑貨まで◎汎用性抜群の「ピロー包装」を知っていますか？

2025/03/03

食品包装資材包装機械

#パッケージング・システム事業部#専門知識

「ピロー包装」という言葉を聞いたことはありませんか？
食品や医薬品などを取り扱っている方は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

ピロー包装とは？
どんな内容物がピロー包装に適しているのか知りたい
ピロー包装機の種類が多く、どれが良いかわからない

このようなお悩みをお持ちの方、必見です！
本記事では、ピロー包装とは何か？どんな内容物の包装に合っているのか？
これらについてお伝えします。
ピロー包装に興味がある方やピロー包装機を探している方など、参考にしていただければ幸いです。

INDEX

1.ピロー包装について
2.ピロー包装の使用例
3.まとめ

1.ピロー包装について

まずは、ピロー包装とは何か？どんな包装のことを指しているのかを解説します。

1-1.ピロー包装って何？

「ピロー包装」とは、ロールフィルムを背中合わせで筒状にし、
合わせた背の部分とエンド部分をヒートシールで溶着したもの。
包装後の姿が“枕(ピロー)”に似ていることから、「ピロー包装」と呼ばれるようになりました。

ピロー包装は大きく分けて、下記の2種類に分けられています。

内容物を上から下に落下させて包装する「縦ピロー」
内容物を横に流して包装する「横ピロー」

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1-2.縦ピローとは

「縦ピロー」は縦型ピロー包装機を使用したピロー包装のこと。
縦型ピロー包装機では、成形した筒に沿うようにフィルムが垂直(縦方向)に流れ、その過程で背の部分を溶着。
内容物は底部を溶着した際に充填(上から下に落下)させます。
最後に上部と次の袋の底部を溶着してカットすることで、縦ピロー包装の完成です。

縦ピローを簡単にまとめると、
フィルムを縦に流しながら筒状に成形 → 背の部分溶着 → 内容物充填 → 上部及び次の袋の下部を溶着＆カット
このような流れで包装されています。

内容物を上から下に向けて充填するため、バラ製品や液体・粉体・粘体などの溢れやすいものの包装に最適です。

提供：(株)フジパックシステム

1-3.横ピローとは

「横ピロー」は横型ピロー包装機を使用したピロー包装のこと。
横型ピロー包装機では、ベルトコンベアで内容物を横に流す過程でフィルムも筒状に製袋しながら横方向に流し、内容物を包み込むように包装。その後、背もしくは腹の部分を溶着します。
最後に両端の口の部分を溶着しカットすることで、横ピロー包装の完成です。

横ピローを簡単にまとめると、
フィルムを横に流しながら筒状に成形 → 内容物を包み込む → 背部分溶着 → 両端の口溶着＆カット
このような流れで包装されています。

また、横型ピロー包装機には、
内容物を【上】から包み込み、背の部分を溶着して包装する「正ピロー包装機」と
内容物を【下】から包み込み、背の部分を溶着して包装する「逆ピロー包装機」の2種類の機械があります。

同じ横ピロー包装機の中でも、何を包装するかによって適した機械が変わってきます。
それぞれに最適な内容物は以下の通り。