業種:商社 様
神社向け環境配慮製品のオリジナル製造
環境に配慮した商材提案に!ユーザーニーズに合致した“ライスレジン®”の採用
東京に本社を置き、さまざまな商材を国内外にお届けする商社様。「ユーザーへ紹介する環境配慮型商材の幅を広げたい」と情報交換からスタートし、神社向け袋のリニューアルを検討される際にお声がけいただきました。環境配慮型商材の特徴をご理解いただいた上で、ユーザーニーズに合致したお米のプラスチック”ライスレジン®”製品の採用へと繋がりました。
担当部門:パッケージング・システム事業部
キラックスからのご提案
生分解性プラスチックやバイオマスプラスチックの特徴をご紹介
「ユーザーへ提案するエコな梱包資材を探している」とお問い合わせいただき、オンラインにて環境配慮型の商品についてご紹介。お客様がユーザーへ提案する商材の幅を広げるお手伝いをさせていただきました。
一言に“環境配慮型商材”といっても、活用シーンによってご提案するアイテムが異なります。生分解性プラスチックは、やがて自然に還るプラスチック。環境にやさしいとはいえ、管理が難しい素材。一方、バイオマスプラスチックは、植物由来のプラスチック。自然に還ることはありませんが、植物原料を使用しており石油由来100%のプラスチックより環境に配慮した素材と言えます。バイオマスプラスチックの中にも、トウモロコシ、サトウキビ、お米など原料の種類や、配合率に違いがあります。
それぞれの特徴を説明し、どんなユーザーのどういったニーズに対応できるのか、イメージを共有させていただきました。
神社向けにお米のプラスチック"ライスレジン®"をご提案
その後、神社で使用される袋のリニューアルをご相談いただき、弊社から「神社向けであれば、ぜひお米のプラスチック”ライスレジン®”を!」と、ご提案させていただきました。
ライスレジン®は、非食用のお米をアップサイクルして作られた国産のバイオマスプラスチックです。食用に適さない古米や精米時に出る砕米など、家畜の飼料としても処理されず、廃棄されてしまう運命のお米を有効活用したもの。
日本では昔から、神様からいただいた食べ物としてお米を大事にしてきました。特に神社では、新嘗祭(にいなめさい)で初穂をお供えし、感謝と喜びを神様に報告する儀式が行われています。そんな神社の在り方と、ライスレジン®の”お米を大事にする”という考えが一致するのではないか、とご説明。
また、お米からできたライスレジン®の袋は、ほのかにお米の香りがするため、匂い移りが気になるアイテムを入れる袋には向きません。しかし、今回のように神社で使用される袋においては、お米の香りがすることがプラスに。そんな背景もご賛同いただき、「ユーザーニーズに合致したとても良い商材」とご評価いただき、採用に至りました。
グループ企業と連携し、オリジナル印刷で袋を製造
ライスレジン®は、キラックスグループの提携企業が製造販売するもの。他社と差別化できる商材になり、さらにスピーディーな対応が可能です。
今回、商社様を通してライスレジン®をご採用いただいた神社は、大阪市にある住吉大社様。御札を入れる袋のリニューアルで、サイズ違いの2種類を作成させていただきました。住吉大社ロゴを配置し、シンプルなデザインで印刷。袋の下部にライスレジン®の特徴を記載し、袋の特徴を伝えています。
今回ご採用いただいたライスレジン®は、環境に配慮した商材の中でも需要が高まってきている素材。バイオマスプラスチック原料のうち、日本国内で生産できるお米のプラスチックは、持続可能な資源として注目されています。
弊社では、ユーザー様へ直接のご提案はもちろん、商社様へメーカーポジションとしてもさまざまなご提案が可能です。自社製品をはじめ、グループ企業と連携しスピーディーにご対応させていただきます。
担当者からの一言
担当部門:パッケージング・システム事業部 本社営業