業種:紙・パルプ事業 様
離解性ラミネートへの切替え提案
品質&コストを維持し環境対応品に!コピー用紙の包装紙に離解性ラミネートを採用
紙・パルプ製品の製造販売を行う企業様。コピー用紙に使用する包装紙を「リサイクル素材に変更したい」とご依頼をいただき、キラックスからは離解性ラミネート※をご提案。品質やコストを維持しながら、環境への取り組みを強化したいお客様の想いを実現するお手伝いをさせていただきました。
※離解性ラミネート…クラフト紙に離解性樹脂を貼り合わせたラミネート。使用後に紙と樹脂を分離できるため、リサイクルが可能。
担当部門:複合資材事業部
キラックスからのご提案
古紙としてリサイクル可能な離解性ラミネート紙のご提案
一般的にコピー用紙の包装紙には、コーティングが施された紙や、ポリエチレンを貼り合わせたラミネート紙が使用されています。コピー用紙は大手コピー機メーカーが販売することも多く、メーカーの要望でリサイクル素材に切り替えていくことも多いそう。今回のご依頼は、同様の背景に加えて、お客様の「環境への取り組みを強化したい」というご意向で、リサイクル可能な素材への変更をご相談いただきました。
弊社からは、使用後に紙と樹脂を分離することができる”離解性ラミネート”をご提案。通常のポリエチレンラミネートでは、紙に貼り合わせたポリエチレンを剝離することができず、リサイクルすることができません。しかし、離解性ラミネートは使用後に古紙として再利用することが可能。それまでは他社に包装紙製造を依頼していたお客様ですが、離解性ラミネートの特性をご評価いただき、弊社へ製造切替えのご依頼をいただきました。
防湿性の高いラミネート包装紙のご提案
最も重要な包装紙の役割は、中に入るコピー用紙を守ること。紙は乾燥や湿気に弱いという特性があるため、包装紙はそれを防ぐ役割を担っています。一般的に使用されるコーティング包装紙は最低限の機能を持ってはいますが、水溶性のコーティング剤が塗布されているため、乾燥するとカールしたり、湿気があるとシワになることやカビが生えてしまうこともあります。
一方、離解性ラミネートは、コーティング紙に比べ防湿性能に優れ、折り曲げた部分から湿気が侵入しやすくなるリスクを低減します。また、加工工程において水を使用しない為カールなどのトラブルが起きにくい作業性の良さに定評があります。また、ポリエチレンラミネートと同等の機能を持ちながら、リサイクル可能な素材であるため、年々需要が高まる環境配慮型の商品に最適なラミネート製品と言えます。
品質&コストを維持した切り替え
リサイクル素材への切替えで懸念されるのがコスト面。環境への取り組みに注力したいとはいえ、コストアップしてしまうのは避けたいところです。
弊社では、自社でラミネート製造工場を有しているため、製造から販売まで一貫したサポートが可能。品質の良い製品を低コストでご提供させていただきます。
今回の事例でも、それまでお客様が製造依頼していた先と同等コストで、離解性ラミネートを使った包装紙の製造を実現。品質とコストを維持しながら、環境に配慮した製品へ切り替えることに成功しました。
今回の事例では、他社に依頼していたコピー用紙の包装紙を、リサイクル可能な離解性ラミネートに変更し、環境対応商品に切り替えるお手伝いをさせていただきました。離解性ラミネートは、古紙としてリサイクル可能な樹脂を使用するため、環境への取り組みを強化したいお客様に最適なラミネート方法です。
弊社では、離解性樹脂だけでなく、環境に配慮したバイオマスレジンでのラミネートにもご対応が可能。環境に配慮したラミネート製品の流通は多くありませんが、環境に配慮したラミネート製品を開発したいお客様には、全力でサポートさせていただきます。
担当者からの一言
担当部門:複合資材事業部 本社営業